のらねこだった輝の記録

ダブルキャリア、扁平上皮癌。ただひたむきに生きる

これからの輝

今後の治療について書こうと思う。

 

結論から言うと、

何もしない。

手術、放射線抗がん剤といった積極的治療はせず、

その都度、対症療法と緩和ケアのみ。

今までと同じ。

 

手術をすると、

下顎のほぼすべてを失う。

そうすれば、根治の可能性も少しはある。

でも、自力で食事をとることはかなり難しくなり、

ただ生きているだけ、になってしまう。

わたしだったら絶対イヤだ。

だから手術はしない。

 

抗がん剤は、手術なしでは結局寿命を少し伸ばすくらいにしかならないのと、

副作用によっては、かえって命を縮めることもあるらしい。

もちろん個体差があるから、うまくいく可能性だってあるけれど、

そのときを少し先に伸ばすだけのために、

何度も苦しい思いはさせたくない。

 

放射線は週に一度、施術のたびに全身麻酔をする。

ダブルキャリアの輝にはリスクが大きすぎる。

 

 

今はまだ落ち着いているけど、

ガンが進行してきたら、

きっとそばで見ているのも辛い状態になるんだと思う。

この選択をしたことを激しく後悔することもあるんだろう。

泣き暮らすことになるかもしれない。

わたしはそんなに強くないから。

それでも、最後まで輝のそばにいます。

輝が輝らしく生きていけるように、

支えていきたいと思う。