命名
かつて我が家には5匹の猫がいた。
協調性のかけらもない、個性豊かな猫たちとの暮らしは、
そりゃもう大騒ぎでおもしろおかしかった。
5匹と一緒に引っ越しも2回した。
どんなときにもずっとそばに居てくれた。
でも、2020年に2匹が逝き、
今年もまた2匹見送った。
今、わたしの元に居てくれるのは、
末っ子で15歳のキジトラ男子。
「ちびを」といいます。
実は「ちびを」というのは仮名だった。
うちの保護猫はみんな、
ちびにゃんだったり、ちびこだったり、
全部「ちびなんとか」。とてもてきとー。
ほんとの名前は里親さまに付けてもらおう。
と考えていたから。
「ちびを」も然り。
けれど仔猫の頃に保護して里親募集するも、
良いご縁に繋げられず、
結局うちの子になったんだけれども、
あまりに長い募集期間のあいだに
すっかり名前を覚えてしまったため改名できず、
今に至る。
長々と書いてきて何が言いたいかというと、
名前は大事だよ〜♪
ってこと。
すまんな、ちびを。
ま、体は大きくなったけど、
ノミの心臓やからね。ぴったり。
で、次があったらちゃんと考えよう、と
ずっと思っていたので、
今回はちゃんと考えた。
輝く未来がありますように。
命が輝きますように。
ベタやけど、心から願って。
今はまだ、ボロボロでドロドロの輝。
必ず輝く日が来る。
そう信じて。