番外編 ちびをのこと
今日はちびをの通院日だった。
ちびをは2年ほど前に、
甲状腺機能亢進症と診断された。
幸い、少し痩せはしたけど、
これといった症状もなく、
朝晩2回の投薬で数値は安定していて、
検査も今は3ヶ月に一度だけになった。
で、それは前回やったので、
今日は肝臓付近にあるしこりの観察をする日。
こちらは2ヶ月ごとにレントゲン検査をして、
大きくなっていないかを見ている。
良性か悪性かはわからない。
場所が場所だけに、出血の可能性があり、
細胞診はしていない。
初めて見つかったときからまったく変化はないので、
なんとかこのまま、
悪さをしないでそこでおとなしくしていなさいね。
病院にて。
か細い声で憐れを誘う。
超絶びびりなちびを。
やっぱ改名しよかな、「びびを」って。
ちびをを見るたび、撫でるたびに思う。
生きる場所が違うだけで、
どうしてこんなに違ってしまうのか。
同じ猫として、
幸せになる権利は同じように持って生まれてきたはずなのに。